メンバー便り

元素生活

 今年の理学部化学科(S48卒)の同窓会には参加できなかったが、高校で化学を教えている友人の「元素周期表の暗記法」の話で盛り上がったらしい。
 周期表は、原子番号順にH、He、Li、Be、・・・と並べ、「水兵リーベ・・」と暗記したものだ。歴史的暗記法だ。現在は周期表を族(周期表の縦方向の集合)で暗記するらしい。族はアルカリ金属、アルカリ土類金属、希ガスなどに分類され、族ごとに性質が非常によく似ており元素を理解するのに都合がよいからであろう。ちなみに1族(アルカリ金属)は、H、Li、Na、K、Rb、Cs、Frとなっているが、件の友人は「エッチでリッチなケイコさんルビーせしめてフランスへ」と生徒に提案したらしい。18族(希ガス)では「変なネーちゃんある暗がりでキスを連発」なども考えたらしいが、生徒に受け入れられたかは不明だ。
 数年前、偶然立ち寄った本屋で、「元素生活」(2009、化学同人)という本を見つけた。我々の日常生活における元素の役割等について漫画で、わかりやすく図解した本だ。その後、元素検定なるものがあることを知った。2010年に元素周期表同好会が設立され、気軽な検定としてスタートし現在も続いている。昨年11月、理化学研究所が生成した113番目の元素が国際的に新元素として認定され、Nhニホニウムと命名されたことも追い風になっているのかも知れない。過去問を試してみたがそこそこ難しい。

 日常生活を元素という視点で見ることは結構楽しいし驚きもある。現在、地球温暖化防止活動の普及啓発に携わっているが、温暖化は我々の日常生活そのものにかかわる問題であり、CとOの無限の変化に果敢に立ち向っているのだ!と思いたい。

(一般社団法人地球温暖化防止全国ネット 岩田治郎)

元素生活