刊行物

『鹿児島環境学Ⅲ』を出版いたしました。

鹿児島大学大学憲章に基づくプロジェクト事業「鹿児島環境学プロジェクト」の成果として、『鹿児島環境学Ⅰ』、『鹿児島環境学Ⅱ』に引き続き、2011年9月に『鹿児島環境学Ⅲ』を刊行しました。
(南方新社刊 A5判 278ページ 本体価格:2,000円)

鹿児島環境学Ⅲは、

■特別インタビュー
1. 世界を渉猟する比較都市史学者
-白幡洋三郎(国際日本文化研究センター教授)
2. 心の原風景…それは「東シナ海に沈む夕陽」
-伊藤祐一郎(鹿児島県知事)
3. 奄美とシカゴが、私の原点
-吉田浩己(鹿児島大学学長)
■特集 徳之島
《対談:徳之島から考える》小野寺浩 × 西村明
1. 徳之島の力 小野寺浩
2. 考古学からみた徳之島の生活文化 新里亮人
3. 徳之島の植物 宮本旬子
4. 徳之島に生きる 小栗有子
5. 徳之島と戦争死者 西村明
6. 徳之島の自然と米軍基地問題 松岡由紀
■インタビュー
1. 崖から吊り下がる体育会系植物学者 宮本旬子
2. 新燃岳から研究を始めた、吉本系火山学者 井村隆介
■研究ノート
奄美群島部分の地域名称とその経緯 水谷知生
2010年の奄美水害による住用干潟への影響から考える人と自然の「共生」
河合渓
2011年霧島山新燃岳噴火と霧島ジオパーク 井村隆介
屋久島環境文化財団の模索と展望 岩田治郎

から構成され、
世界自然遺産登録の候補地となっている徳之島を特集し、2011年1月に徳之島伊仙町で開催された「徳之島フォーラム」の抄録も掲載しています。また、奄美豪雨災害や新燃岳噴火、東日本大震災なども取りあげ、さまざまな視点から論じています。

「現実から積み上げた環境論をつくる」という基本理念をもとに3年計画で始めた鹿児島環境学は今年で3年となり、『鹿児島環境学Ⅲ』は大きな区切りとなりました。

南方新社紹介ページ:http://www.nanpou.com/?pid=90710283

なお、本書は第38回南日本出版文化賞を受賞しました。

今後は、地域における共同研究、発表など、各メンバーの専門性を地域で展開していく予定です。