東京通信

かつ丼

突然、かつ丼が食べたくなることがある。しかし、長いことおいしいのは食べてないなぁ。かつ丼はどこにでもあるが、これだというのにはなかなか巡り合わない。阿蘇時代、国道57号線沿いのドライブインでもの凄いかつ丼を食べたことがある。薄い汁というよりお湯が丼の半ばまで浸していて、じつに恐怖だった。あれほどまずいかつ丼は空前絶後である。もっとも周りを見わたしたところでは、かつ丼なんぞ注文している客はいなかったが。天丼、親子丼、かつ丼などの丼物はそもそも関東のものなのか、関西ではいまいちだったような記憶がある。

国分がまだ国分市だった頃(現霧島市)、「こけし」というかつ丼屋に行った。かつ丼、カツカレーなどの店だった。かつ、玉子、玉ネギ、ご飯など、それぞれの大盛がある。ダブルカツスーパーというのが、全てが倍のものだっただろうか。文化の熟度は多様性にあるとの説に従えば、鹿児島国分・かつ丼の文化性は日本一かもしれない。

 

 IMG_2126 桜島 042
東京・西荻「坂本屋」のカツ丼 国分「こけし」メニュー

(鹿児島環境学WGメンバー 小野寺浩)